20221123 この部屋から東京タワーは永遠に見えない

 今日は読書感想文です。解釈が的外れでも私の感想なので怒らないでください。
 この部屋から東京タワーは永遠に見えないを読んだ。昨日出社のために本を探していたところ見つけたのだ。本書は短編集だが、最初の正直な感想は、なんか同じような話が多いな。ということだった。だが、これは同じような話が詰まっているからこそ意味があるのだと思った。本書を通じて、これらの物語には以下の要素が通底していると考えていた。それは、嫉妬、劣等感、羨望、そして理不尽に対する怒りと諦め。地方から上京してきた人間にとっては、東京は憧れの対象であった。ただ、実際は東京に自分がいるだけである。もともと東京に住んでいた人間に対する、環境の違いへの諦めが垣間見えた。努力してその立場になった人間と、もともとその立場にいた人間では、もともとの環境が違う分見てきた世界が違う。そのコンプレックスは埋まる事は決して無い、さらにそれはもともといた人間にとっては絶対に分からないものなのだ。
 うわーいやだーと思いながら読んでいたが、結局自分のそのような環境にいる。登場人物達と異なる部分は特段ない。人生は様々だが、結局パターンにすぎないのではないか。知り合いがホストにはまって風俗を始めたらしい。最初に聞いたときありがちだなーと思ってしまった。良く聞く話であるし、結局そのパターンになっただけなのかと思った。あとちょっとうけた。
 こうして何者かになりたいと思う人が出てくるのだろう。それもそんなありがちな事を思うパターンの一つにしかならないのだが。

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